脳梗塞
現在日本で死亡原因の3位である『脳梗塞、脳卒中』
なぜその話をするかというと
先日
当院に通院されている70代男性。
症状は普段は腰痛を主訴として来院されているのですが
今回2,3日前に急に手の力が入らず箸を持つことも困難とのことを治療前に聞きました。
そこで各種整形外科的検査を行いました。
検査的には全て陰性でした。
整形外科的検査では陰性でしたが
症状の出方と年齢を考えると『脳梗塞』も考えられました。
脳梗塞では今回のように一過性のものもあるため見逃すと大変な事にもなりかねません。
脳梗塞は前兆として
・手の力が急に入らなくなる、片側に症状が集中する
・ろれつが回らない
・ふらつく
・片目が見えにくくなるなどの初期症状が現れます。
簡単にチェック出来る方法もあり
FAST:Face、Arm、 Speech、Timeの4つの頭文字をとったチェック方法があります。
まず顔(Face)
は「歯をみせてイーッとできるかどうか」
次に腕(Arm)は
「手の平を上に向けたまま『前へならえ』をして、目をつぶって5秒間維持できるかどうか」
そして最後に言葉(Speech)は
色々話しかけて「ろれつが回っているかどうか」の3点をチェックします。
この検査は簡単のわりに精度が高く1つ当てはまるだけで7割以上の確率で見つかるそうです。
この段階ですぐに受診できれば(Time)、脳血流を再開する初期治療の効果もぐっと上がります。
その方も急に手の力が入らなくなったとおっしゃっていましたので
すぐに検査を勧めました。
次の日検査を受けてきてくれたようで
結果としては脳梗塞の予兆があるとの診断だったそうですが
早めに検査をし大事には至らずとのことでした。
普段当院ではそういった症状で来る方はおりませんが
患者さんも早期発見ができ、大変喜んでくださいました。
このような症状では私達ができることは限りなく少ないですが
今回のように早期発見の手助けができとても良かったです(^^)
これからも
肩や腰の辛さを治すだけでなく
みなさんの身体に責任をもち診療に取り組んで行きたいと思います。
まだまだ未熟な私達ですが
努力を怠らず精進して参りますm(_ _)m
大倉山 駅近 地域一番
大倉山エルム通り整骨院
院長 宮沢 雄太